最悪の..
マイワーストな映画を紹介するページです。

パールハーバー サイン
ドーベルマン ミツバチのささやき

「パールハーバー」
米国では押しも押されぬヒットメイカー、ジェリー・ブラッカイマーとマイケル・ベイが「アルマゲドン」以来再び手を組んで製作された、色んな意味で話題沸騰だったこの映画ですが、公開前からあらゆるメディアで「反日ナショナリズムを売り物にした最低の映画だ!」という批判が目立っていました。だったらいっそ、イデオロギーを抜きにし、米国人の反日感情剥き出しの表現も、ギャグと受けとって楽しもうと思い、腹をきめて観に行ったのですが...

それでも駄目駄目でした!!(怒)

まず、キャラクターに魅力が無いというのが痛かったと思います。主人公とその親友の友情の描きかたが希薄な上に、二人が恋をする看護婦がやたら尻軽に見える為、感情移入が出来ないのがいけません。そして上映時間の長さ。前半、退屈なラブストーリーを延々と百分近くも見せられるのは拷問に近かった。実際、日本軍が真珠湾に現れた時は彼らが救いの神に見えた程です。四十分に渡る爆撃シーンが終わり、エンディングが始まるのかと待っていたら、なんとそこから更に一時間も退屈な報復劇が始まるのにはビックリしました。後半は睡魔との闘いでした。

更にもう一つ、ストーリー構成がグダグダすぎて観てて疲れます。まず、恋愛と戦争がちっとも有機的に絡まない為、別の映画を同時に二本観ているような違和感を全篇に渡って感じました。そして真珠湾攻撃への報復が、東京の軍事基地を「ちょこっ」と爆撃するだけなのでカタルシスがかけらもありません。米国人にしてみれば、ラストを東京大空襲で終わらせればもっと楽しめたのでしょうが、日本での興行収益にひびくと思ってやめてしまったのでしょう。これが何よりいけません。

日本を悪者にしたナショナリズム高揚映画なのですから、海外の風評など気にせずに米国人が喜ぶ映画を作ればよかったのです。そうすれば(例え噴飯モノの史実歪曲映画だとしても)エンターテインメントとして一級の物になっていたでしょう。しかしそれをしなかったせいで、娯楽としてもドキュメントとしても半端な最低のZ級映画になりさがってしまいました。「ヒットさせたい」という欲と、「タイタニックのような、映画史に残る傑作をものにしたい」という助平根性ばかりが前に出て、歴史考証もストーリー構成もおろそかになっているような戦争映画を、面白いと感じてくれる人が何人いるというのでしょうか?ちょっと客を嘗めすぎていると思います。

もっともこの映画、その年のラズベリー賞にノミネートされた位ですから、大衆もバカじゃなかったワケですけどね...

「サイン」
はっきり言ってこの映画はヒドイ!期待して見に行ったぶん、腹立ちもひとしおでした。

とにかく、ビジュアル的に面白くなかったです。メル・ギブソンが出てなかったら、アルバトロスが配給するようなC級映画と全く遜色ないくらいにキャストがショボイし、演出も超地味。ストーリーも設定もありきたりでチャランポラン。あくびを何回噛殺したか数知れません。それでも、「シックス・センス」や「アンブレイカブル」で、驚愕のラストシーンを用意してきたシャマラン監督のことだから、今回も最後にあっと驚かせてくれるに違いないと、そう思って我慢して最後まで見てみたら..

捻りも何もなし!ミステリーサークルを作った張本人はやはり***だった〜というトンデモなオチに呆気に取られ、もはや笑うしかありませんでした。

何で今回に限って大オチがないの?と首を捻りましたが、シャマラン監督の本当の狙いは、まさにそこにあったのではないでしょうか。即ち、「この監督の映画だから、必ず最後にどんでん返しがあるぞ」と、客に期待させておいて、何もないまま終了させる...これぞまさに誰も予想だにしなかった大どんでん返し!!(爆)

「とどのつまり、シャマラン監督が本当にやりたかった事は今回のコレで、前の二作はその為のネタ振りだったに過ぎなかったわけか〜、ナルホド成る程...」

...などと思って納得しようと思いましたが、ムリでした。これで脚本料がタダだったら問題ないのですが、十億円が支払われたと聞いては怒り爆裂。日本だったらこんなもん1,000万円で作れますよ?Vシネマクラスのヘッポコ映画が全米大ヒットというのはどーゆーこっちゃ?「サイン」よりも一兆倍はイイ話を、二足三文で書かされてる脚本家にとってみれば自殺モンの暴挙です。とにかくこの映画、私の中の2002年度ワースト1映画に決定いたしました。間違っても見ちゃダメですよ、この作品!

「ドーベルマン」
この映画は本当にもう...見た後心から落ちこみました。(涙)

こういう、悪人を主役に置いたアクション映画を撮る場合、主人公にある程度の茶目っ気や可愛げが無いと感情移入できないと思うんですけど、この作品の場合はそれが皆無!ドーベルマンの極悪非道非人間っぷりには欠片ほどの魅力も無く、彼を取り巻く悪人達もみんな最悪で、誰一人として好きになれませんでした。特に、バイクに乗った警官のヘルメットに手榴弾をつめ込み、爆死させるシーンは後味の悪さ最強!ドーベルマン一味に強烈な殺意を覚える迷シーンだったと思います。

ならばドーベルマンを追い詰める警察側の人間はマトモなのか..と思ったら大間違い。彼らを追う警部は暴力依存の変態サディストで、ドーベルマンが可愛く見える程の最低ヤローというトコがもうガックリ...(涙)容疑者の家族に暴力と恐喝の限りを尽くし、挙句の果てに赤ん坊に手榴弾を持たせて脅迫するシーンなんてもう最悪!(激怒)

「てめえら悪人同士で勝手に刺し違えて死んじまえ、そびえ立つクソが!ブルシット!」等と喚きつつ最後までみたものの、ラストはドーベルマンが警部を車で引きずりまわして惨殺し、圧勝を収めるという、カタルシス皆無のオチに怒りが爆発しました。

犯罪者と警察の、どちらが勝っても後味最低という人物設定に問題ありすぎ!常軌を逸した人物を描く場合、そのカウンター的な存在としてまともな人物を出してこないと、見ている側が辛すぎると思います。つっこみ役がいない漫才や、中本工事と高木ブーのいないドリフターズを見せられるようなものです!

「物語にはやっぱり常識やお約束がないとダメなんだなぁ〜」と心から思い知らせてくれる、私にとってはそんな反面教師的な最低映画でした。

「ミツバチのささやき」
「フランケンシュタインの存在を信じる少女が、傷ついた敵兵を怪物と勘違いする物語」と紹介文に書いてあったので、「これはなかなか楽しそうなシチュエーションだね」と思って見てみりゃ呆然。

出てこない。フランケン兵士が何時までたっても出てこない。一時間三十分待っても出てこない。ねっ、眠い!余りにも退屈過ぎる!正直言って不要なエピソード多過ぎ!山も谷も何にも無し!急性ナルコレプシー、もしくは無呼吸症候群でも発症しそうになる自分を抑えつつ、我慢して見続けるも、それでも兵士は出てこない。

「いい加減にせぇ、少女の勘違いから巻き起こる悲喜交々をとっとと描けやオラーーッ!」と叫びながら船をこぐ事十数回、ようやく出てきた兵士は大したドラマも無く速攻で撃ち殺され、ショックで自閉症になった少女の憂鬱な毎日が描写され始めました。そして少女は鬱のまま、映画は無事終〜了〜。私は脳味噌白紙状態...

「ショックで自閉症になりたいのはこっちじゃ、ばか〜〜!」と男泣きの後、安らかな眠りについたのは言うまでもありません。不眠症の方にオススメの、マイ・爆睡映画ナンバー1と言えるでしょう。

ちなみにナンバー2は「赤い影」というイギリス映画です。これなんかもうタイトルを思い出しただけでねむくにゃ....る..Zzz..........
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